
「山梨県で地震に強い地域はどこだろう」と土地探しの際に悩む方は少なくありません。
そこで今回は、山梨・甲府市で家づくりをする「入沢工務店」が、山梨県の地震に弱い地域・強い地域について解説します。
山梨県の地盤の特徴や想定されている地震の発生確率もお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。
| このコラムのポイント |
|---|
| ● 山梨県は、比較的安定した地盤の「山地エリア」と、軟弱地盤が混在する「甲府盆地エリア」に分類できます。 ● 特に、甲府盆地の中心部や県南東部では液状化のリスクが比較的高いとされているため、慎重に土地選びを進めることが重要です。 ● 山梨県で地域密着の家づくりを行い、地盤や耐震性にも配慮した住宅会社に相談することをおすすめします。 |
Contents
「地盤の強さ」は土地選びで大切なポイント

土地選びは広さや立地、価格などに目が向きがちですが、地盤の強さも考慮することがポイントです。
地盤の強さとは、その土地が建物の重さを支えられるか、また地震や不同沈下などの外的要因に対してどれだけ安定しているかを示す指標です。
地盤が強い土地に家を建てることは、建物と暮らしを守ることにつながります。
建物を守る
建物を守るとは、家そのものの安全性を確保することです。
地盤が強ければ、地震の揺れによる建物の傾きやひび割れなどのダメージを軽減することができます。
どんなに耐震性の高い建物を建てても、地盤が軟弱であれば性能を十分に発揮できません。
建物の土台となる地盤にこだわることは、長く住み続けられる家を建てるうえで重要な要素です。
暮らしを守る
地盤に強い場所に家を建てることは、暮らしを守ることにもつながります。
家が被害を受けて住めなくなると、避難所での生活を余儀なくされ、これまで通りの暮らしを続けることはできません。
建物の安全性が確保されていれば、ご自宅が災害時にも身を守れる拠点となり、安心して生活を続けられます。
利便性や価格だけでなく、地盤の状態もしっかり確認したうえで土地を選ぶことがポイントです。
山梨・甲府市で安心して暮らせる住まいを建てたい方は、ぜひ入沢工務店へお問い合わせください。
耐震性を確保する家づくりについてしっかりお伝えし、土地選びからサポートいたします。
山梨県の地震リスクと地盤の特徴

まずは、山梨県全体の地盤の状況を把握しましょう。
地盤の特徴をご紹介し、過去の被害やこれから想定される地震について解説します。
山梨県の地盤の特徴
山梨県の地盤は、大きく分けると山地と甲府盆地の2つのエリアに分かれます。
それぞれの地盤の特徴や強さを確認しましょう。
| 山地エリア | 甲府盆地エリア | |
|---|---|---|
| 該当地域 | ・南アルプス・八ヶ岳連峰などの山岳地域 | ・甲府市・甲斐市・笛吹市などの県中央の平野部 |
| 地盤の特徴 | ・花崗岩や硬い岩盤が多い ・急傾斜地では地すべり・土砂災害のリスクあり ・液状化はほぼ起きにくい |
・砂・粘土・火山灰などが堆積した地盤 ・扇状地は比較的強いが、低地や河川沿いは液状化のリスクあり |
| 地盤の強さ | ・比較的安定しており、強い地盤が多い | ・地域によって強弱の差が大きく、軟弱地盤が混在する |
山梨県では人口の多くが甲府盆地エリアに集中しているため、住む場所によって地盤の強さが大きく異なります。
家を建てる際には、地域ごとの地盤特性をしっかり確認することが重要です。
過去に発生した主な地震と被害
1996年以降に、山梨県内にも影響のあった最大震度5以上の人的被害を伴う地震についてご紹介します。
以下は、山梨県内だけでなく、長野県南部・中部と静岡県東部、神奈川県西部が震央地となった地震も含めた情報です。
| 発生年月日 | 震央地名・地震名 | マグニチュード | 最大震度 | 人的被害 | 物的被害 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年8月9日 | 神奈川県西部 | 5.3 | 5弱 | 負傷3名 | ・家屋一部破損7棟 |
| 2017年6月25日 | 長野県南部 | 5.6 | 5強 | 負傷2名 | ・家屋全壊1棟 ・家屋一部破損30棟など |
| 2012年1月28日 | 山梨県東部・富士五湖 | 5.4 | 5弱 | 負傷1名 | ・なし |
| 2011年6月30日 | 長野県中部 | 5.4 | 5強 | 死亡1名 負傷17名 |
・家屋半壊24棟 ・家屋一部損壊6,117棟 |
| 2011年3月15日 | 静岡県東部 | 6.4 | 6強 | 負傷80名 | ・家屋半壊18棟 ・家屋一部破損3475棟 |
| 2007年10月1日 | 神奈川県西部 | 4.9 | 5強 | 負傷2名 | ・家屋一部破損5棟 |
| 1996年3月6日 | 山梨県東部・富士五湖 | 5.5 | 5 (旧震度) |
負傷8名 | ・家屋一部破損86棟など |
参考:日本付近で発生した主な被害地震(平成8年以降)|気象庁
2011年3月11日の東日本大震災でも、山梨県内で震度5弱の揺れがありました。
山梨県は頻繁に大地震に見舞われる地域ではありませんが、過去に震度5を超える揺れを観測しています。
想定されている地震の発生確率
山梨県は、プレートの沈み込みによって発生する海溝型地震と、内陸の活断層による地震の両方の影響を受ける地域です。
そのため、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が発生した場合でも、山梨県内で強い揺れが生じる可能性があります。
国立研究開発法人 防災科学技術研究所(NIED)が公開した「全国地震動予測地図(J‑SHIS)」では、山梨県の今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が確認できます。
- 甲府盆地エリア:おおむね26%以上
- 山地エリア:おおむね6%以上26%未満
こうした地震リスクを踏まえると、山梨県で住まいを検討する際には、地域ごとの地盤特性や防災性を確認することが重要です。
参考:今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率 | J-SHIS
ハザードマップでわかる山梨県の地震に弱い地域・強い地域

ハザードマップの情報をもとに、山梨県の地震に強い地域とリスクが高い地域について解説します。
ハザードマップの基本的な見方
ハザードマップは県や市町村のホームページで閲覧が可能です。
地震・洪水・土砂災害などのリスクが地域ごとに色分けされており、危険度を視覚的に把握できます。
ご自身で希望する地域を確認することで、災害リスクを手軽にチェックできるのがメリットです。
また、山梨県では「地震被害の想定について」の調査結果も公表されています。
今後起こり得るさまざまな地震に対し、震度分布や液状化危険分布のデータが掲載されているため、ぜひ参考になさってください。
参考:山梨県公式ホームページ>山梨県地震被害想定調査結果【令和5年】|山梨県
山梨県で地震リスクが高い地域
山梨県が公表している「地震被害想定調査結果」と「液状化危険度マップ」を確認すると、地震による震度は地域によって差がある一方、液状化については共通した傾向が見られます。
特に、沖積低地が広がる甲府盆地の中心部や、火山性堆積物が多い県南東部では液状化のリスクが比較的高いとされています。
- 沖積低地が広がる甲府盆地の中心部:甲府市南部・甲斐市南部・南アルプス市東部・韮崎市南部・笛吹市西部・昭和町・中央市・市川三郷町北部などの一部
- 火山性堆積物が多い県南東部:山中湖村・忍野村などの一部
これらすべての地域の地盤が弱いわけではありませんが、地形的な特徴から液状化のリスクが相対的に高いといえます。
また、上記以外にも液状化リスクが高い地点が存在するため、住宅地を検討する際は地域ごとの地盤情報を確認することが重要です。
| ポイント |
|---|
| 調査の結果、軟弱な地盤が見つかった場合でも、適切な地盤改良工事を行うことで安全性を確保できるケースが多くあります。
地盤が軟弱だからといって必ずしも住宅建築に不向きというわけではなく、事前調査と適切な対策が大切です。 |
山梨県で比較的地震に強い地域
山梨県内には比較的地震に強いとされる地域も確認しましょう。
「地震被害想定調査結果」と「液状化危険度マップ」を参考にすると、地盤が安定した台地・扇状地・山麓部では液状化の可能性が低いことがわかりました。
比較的地震に強いとされる地域の例は以下のとおりです。
- 甲府市北部・甲斐市北部・韮崎市北部・南アルプス市西部・笛吹市東部・山梨市・甲州市の山麓部・北杜市
これらの地域は、地盤が比較的強固で揺れが増幅しにくいとされますが、活断層に近い場所では例外もあるため、個別の地盤調査は欠かせません。
地震に強い土地選び・家づくりのポイント

(施工事例:山梨県山梨市注文住宅 ZERO-CUBE+BOX2)
地震に強い土地選びと家づくりのポイントを解説します。
埋め立て地や盛土ではないかを確認する
土地を検討する際は、「埋め立て地でないか」「大規模な盛土をしていないか」を確認することが大切です。
- 埋め立て地:もともと海・沼・河川などだった場所を土で埋めて造成した土地
- 盛土した土地:低い土地に土を盛って高さを確保した造成地
これらの土地は、地盤がまだ安定しておらず、締め固めの状態によっては不同沈下などのリスクが生じることがあります。
見た目や資料だけでは判断しにくいため、造成履歴や地盤調査の結果を確認し、必要に応じて専門家への相談がおすすめです。
周辺の土地や地歴を調べる
検討している土地の地盤の強さが分からない場合は、周辺の土地状況や地歴を調べることもひとつの方法です。
すでに住宅が建っている土地については、地盤調査会社のデータが公開されているケースもあります。
また、元々田んぼだった土地は地盤が軟弱な場合があるなど、地歴も判断材料の一つになります。
ただし、周辺の地盤が弱い場合や地歴に特徴がある場合でも、必ずしもその土地に当てはまるとは限らないため、あくまで目安として参考になさってください。
建物の耐震性を確認する
地盤が強い土地に耐震性の高い建物を建てることで、より住まいの安全性が保たれます。
住宅会社がどのように耐震性を確保しているのかを確認し、納得したうえで家づくりを任せることがポイントです。
構造材自体の強さや接合部の強さ、壁量やバランスなどについて明確に説明してくれる住宅会社なら安心できます。
耐震性を確保しやすい建物にする
耐震性を確保しやすい建物にすることも重要です。
具体的には次のような方法があります。
- シンプルな建物・屋根の形状を採用する
- 平屋建てにする
- 軽量の外壁・屋根材を使う
- 大空間や大開口を過度につくらない
これらは建物の構造や性能に左右されず、間取りや仕様で調整できる部分なので、設計段階で住宅会社と相談しながら決めていきましょう。
▷関連コラム:キューブ型の家は“危険・ダサい”って本当?後悔理由とその対策を徹底解説
土地探しからサポートしてくれる住宅会社を選ぶ
耐震性を確保した建物を建てるためには、土地探しからサポートしてくれる住宅会社に相談するのがおすすめです。
地盤や敷地の状況も考慮して土地を提案してくれるため、地盤リスクの少ない土地を選びやすくなり、より安心して家づくりを進められます。
また、地盤が弱い可能性のある土地についても、あらかじめ地盤改良費を資金計画に組み込んでくれるなど、費用面も含めたトータルサポートが受けられる点も安心です。
さらに、希望エリアに根ざした地元の住宅会社であれば、地域ごとの地盤傾向などの情報も蓄積されているため、より適切な土地提案が期待できます。
山梨・甲府市で耐震性を確保した住まいを建てたい方は、ぜひ入沢工務店へご相談ください。
耐震性と住み心地、デザイン性のバランスが取れたこだわりの住まいをご提案いたします。
まとめ
山梨県は山地と盆地が入り混じっているため、地域によって地盤の強さが大きく異なるのが特徴です。
地震への強さは地形や地質に左右されるため、土地選びでは利便性や価格だけでなく、地盤の性質を把握しておくことが欠かせません。
希望する地域に根差した家づくりをしている住宅会社に相談し、土地が持つ特性や必要な対策を把握しながらマイホーム計画を進めましょう。
▷関連コラム:「山梨で工務店探し」マイホーム新築を成功させる“会社選びのポイント”



電話問合せ
LINE問合せ
WEB問合せ
