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コラム

シンプルな家づくり

“ダウンフロアリビング”を後悔しないための間取りポイントを解説

ダウンフロアリビングのある家

最近、おしゃれな間取りにこだわりたい方から人気の高い「ダウンフロアリビング」ですが、残念ながらご自宅へ採用して後悔してしまう方も。

そこで、今回は「ダウンフロアリビング」のメリット・デメリット、後悔しないために知っておくべきポイントを詳しく解説します。

多くの方が気になる疑問についてもお答えしますので、マイホームの間取りを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。


 このコラムのポイント
●ダウンフロアリビングは、おしゃれな見た目だけではなく機能面でのメリットもあります。

●ダウンフロアリビングは、フルフラットなリビングと比べると暮らし方に違いがあるため、注意点やその対策を事前に知っておくことが大切です。

●入沢工務店は、山梨にオフィスを構え“地元密着”をコンセプトに、スタイリッシュで快適な家づくりに励んでいます。




ダウンフロアリビングのメリット

ダウンフロアリビングのメリット
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「ダウンフロアリビング」とは、ピットリビングとも呼ばれ、周りの床レベルより一段下がった空間を指します。

最近は、新築住宅をはじめとして採用される事例が増えており、おしゃれな施工事例を探していると見かけることも多いでしょう。

人気の秘密は、デザイン面・機能面でメリットがあるからです。

では、それぞれ詳しく見てみましょう。


その01「個性的でシンボリックな空間になる」

ダウンフロアリビングを採用する方の中には、そのデザイン性に惹かれたことを理由に挙げる方が多いです。

一般的な建売住宅ではあまり採用されることがなく、個性的で象徴的なリビングに仕上がります。

最近主流のシンプルなインテリアデザインにおいても、デザインにメリハリが付きやすく、“自慢のリビング”になること間違いなしです。


その02「空間を緩やかに区切れる」

広々としたLDKに憧れる方は多いでしょう。

しかし、ダイニングスペースとリビングスペースの境界が曖昧になりがちです。

段々と生活感が出てしまうケースは少なくありません。

だからと言って、リビングとダイニングを壁や家具で区切ると、どうしても狭苦しくなりがちです。

ダウンフロアリビングですと、視界を通しながらも明確にゾーニング分けできるため、お子さんのおもちゃなどがダイニングまで広がることはありません。


その03「天井高が高く開放的に感じる」

床レベルを下げるということは、その分天井高が高くなるということです。

そのため、コンパクトなリビングスペースでも、開放感がプラスされます。

見上げた先に高窓(ハイサイドライト)などを設ければ、空を見ながらリラックスできるのでおすすめです。


その04「洋式スタイルでも床座でくつろぎやすい・落ち着く」

洋風な生活様式を取り入れた住宅が主流な中、小さなお子さんがいるご家庭など、床に直接座ったり寝転んだりしてくつろぎたい方も多いはずです。

しかし、通常のリビングでは、行き交う人の足が目の前にあると、どうしてもリラックスできません。

ダウンフロアリビングですと、周囲を歩く人の足が目に入りにくく、壁に囲われているため、床座でも落ち着いてくつろげます。


その05「収納スペースを増やせる」

周囲との段差を利用した収納計画も、ダウンフロアリビングの魅力です。

埋め込み型の本棚や、季節ものを収納できるスペースを作れば、別に家具を置かなくてもすっきりと生活感のないリビングにできます。

ただし、頻繁に出し入れするものをしまうと、くつろいでいる人にいちいち退いてもらわないといけなくなるため、何をしまうか事前にシミュレーションしておくことがポイントです。



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ダウンフロアリビングのデメリットから学ぶ後悔しないためのポイント

ダウンフロアリビングのデメリットとその対策
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ダウンフロアリビングには、デザイン面や機能面においてメリットがある一方で、後悔しがちなデメリット・注意点もあります。

間取りを失敗しないためにも、欠点をカバーする対策ポイントを知り、あなたのライフスタイルに合っているかを確認してください。


その01「基礎・床組・造作の工事費用が高くなる」

ダウンフロアリビングを作るとなると、基礎の高さ調節や複雑な床組み工事が発生するため、フルフラットなリビングの家と比べると少々コストが割高になります。

造作ベンチや収納を作るとなると、その分の費用も想定しておかなくてはいけません。


 ポイント
ダウンフロアリビングは、周囲と床材を切り替えやすいため、ご予算に合わせて内装費を調節することもできます。
また、床座を前提にソファを置かない作りにすれば、家具のコストを削減することも。 インテリアプランも総合的にプランニングしてくれる会社に相談することが大切です。




その02「模様替えしづらい」

ライフスタイルや家族構成に合わせて模様替えをしたい方は、要注意。

床レベルを下げるため、将来的に家具の配置を変えたくても、思い通りにできない可能性があります。

家具を定期的に買い替えたい方も同様です。

 ポイント
ダウンフロアリビングを採用する場合は、将来の住み方も踏まえたプランニングが欠かせません。
リノベーションでフルフラットに戻す可能性がある方は、最低でも「5〜8万円×畳数+内装仕上げ費用」を想定しておきましょう。



その03「掃除しにくい」

「お掃除ロボットが使えない」と後悔する方は多いです。

また、どうしても周囲の埃が落ちて溜まってしまいます。

フルフラットのリビングと比べて、掃除に一手間かかる点は知っておいてください。

 ポイント
段差部分を工夫することで、床レベルの高い周囲だけでも掃除ロボットを使えるようにすることはできます。
一段下がった範囲には出来るだけ家具を置かず、簡単に掃除できるようにしておくことが重要です。



その04「バリアフリーではない・転倒リスクが高まる可能性も」

段差を上がり下りしなくてはいけないため、バリアフリーにはなりません。

また、配置によっては小さいお子さんなどが転倒する原因にも。

小上がりのように一段上がったプランとは異なり、ご高齢な方が簡単に腰掛けるづらい可能性もあります。

 ポイント
ご家族の身体状況や家での過ごし方をじっくり考慮し、段差高さやソファなどの設え、内装仕上げなどを考えましょう。
また、空間中央部分の床を下げるのではなく、壁に面した場所を選ぶと、落下・転倒リスクを抑えられます。
周りから遮断されているため、逆にお子さんの安全な遊び場として活用するのもおすすめです。


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その05「コンセントなどの配線計画が重要」

一段下がった場所でテレビを見てくつろぎたいという方も少なくないでしょう。

また、ダウンフロア部分で掃除機を使いたい方も多いはず。

うっかりコンセントを設置し忘れると、配線が伸びて見た目が損なわれるだけではなく、転ぶ原因になりかねません。

 ポイント
早い段階でどこにコンセントを設けるか確認してください。
段差部分の壁だけではなく、床に設置するフロアコンセントもおすすめです。






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ダウンフロアリビングに関する気になるQ&A

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ダウンフロアリビングをご自宅へ取り入れようか迷っている方のために、多くの方が疑問に感じる点にお答えします。

住み心地や将来の資産価値に影響するポイントですので、あらかじめチェックしてください。


Q.「ダウンフロアリビングの広さはどのくらいにすればいい?」

A.「何を置くか・どのようにくつろぎたいかによって適切な広さが変わる」


LDKの平均的な広さは15〜20畳程度、そのうち純粋にくつろぐリビングスペースは6〜12畳程度が一般的です。

ただし、このスペースには人が行き来する動線スペースが含まれるため、ダウンフロアリビングの広さとは少々差があります。

例えば、L型のソファを置く場合は6畳ですと少々狭く感じてしまうでしょう。

逆に、床に座ることを前提にソファを置かない場合は、10畳あると広すぎて空間が無駄になるかもしれません。

テレビを置く場合は、大きさと見やすい距離も調べておきましょう。

テレビのサイズ最低視聴距離
43V型約0.8m
50V型約0.9m
55V型約1.0m
65V型約1.2m
75V型約1.4m
(参考:SHARP|お部屋の大きさに見合ったテレビのサイズは?




Q.「長期優良住宅に認定されないって本当?」

A.「ケースバイケース。床下点検の可否がポイントに。」


長期優良住宅とは、「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」を認定し、税金控除やローン金利引き下げなどの特例を受けられる制度です。(参考:国土交通省|長期優良住宅のページ

審査項目は多数ありますが、その中で「劣化対策」として以下のことが求められます。

  • ・床下空間の有効高さ確保
  • ・床下・小屋裏の点検口設置 など


床下スペースが周りより狭くなるダウンフロアにおいて、この点がネックとなり、認定対象から外されてしまう可能性があるのです。

ただし、ダウンフロアリビングのある家でも認定を受けている住宅もありますので、事前に施工会社と綿密な打ち合わせをしてください。

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Q.「足元は寒くない?」

A.「寒さが気になる方は、床暖房の設置がおすすめ」

ダウンフロアリビングは、床面が地表に近づくため、足元の寒さが気になる方もいるでしょう。

しかし、事前にきちんと対策を取れば、冷えを気にする必要はありません。

寒さを軽減する方法は、主に以下の4つです。

  • ・家全体の断熱性・気密性を高める
  • ・床暖房を採用する
  • ・床下断熱を徹底する
  • ・床下エアコン(暖房)を採用する


家の断熱性・気密性を高めて室内の温度ムラを最小限に抑えた上で、足元を効率的に温める設備を採用してください。

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まとめ|デメリットまで理解してダウンフロアリビングを採用しましょう

ダウンフロアリビングは、そのスタイリッシュなデザインから採用する方も多いですが、いざ住み始めてから後悔してしまう方は少なくありません。

デザイン面・機能面のメリットだけではなく、必ずデメリットや注意点にも目を向けてください。

また、本当にあなたにとって居心地の良いスペースになるのか、施工会社とじっくり相談することも重要です。

ずっと住めるマイホームを建てたい方は、ダウンフロアリビングのある家を建ててきた会社へ相談することがポイント。

私たち“入沢工務店”は、高性能かつスタイリッシュな木造住宅を手掛けてきた実績があります。

今まで培った経験や知識をもとに、居心地がいいだけではなく、プラン・コスト共にお客様のご要望を叶えられる住まいをご提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

【こちらもあわせてご覧ください】
下記ページでは、当社で住まいを建てられた方の感想を紹介しています。




山梨・甲府エリアで快適なマイホームを建てるなら地元密着の会社へ相談を

シンプルモダンな外観の家
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私たち「入沢工務店」は山梨・甲府エリアを中心に注文住宅の設計施工を行っている工務店です。

地元密着で家づくりと向き合ってきた私たちだからこそ、地域特性を踏まえた住まいを実現させられます。

「住む人と、つくる人。そのお互いの顔が見える家づくりの大切さ」を常に意識しながら、お客様の理想を叶えるお手伝いをさせていただいております。

お客様一人一人に寄り添いながら少数精鋭のプロ集団で家づくりに取り組んでいますので、年間に携われる棟数は決して多くはありません。

しかし、地元の方に満足していただける工務店であり続けられるよう、お客様の声に常に耳を傾けています。

「豊かなデザイン力」
「長年培った確かな技術」
「常にトレンドを取り入れる探究心」
「お客様に寄り添った提案力」…

これこそ私たちの強みです。

安心して長く住み続けられる住宅を実現させるには、これらの力は欠かせません。

「地域に根づく家を建てたい」「快適なマイホームにしたい」とお考えの方は、是非一度私たちにご相談ください。









監修者情報

入沢工務店編集部

入沢工務店編集部

入沢工務店編集部です。私たちのミッション(使命)は、笑顔あふれる幸せをつくるために『自立』『信頼』『成長』する企業として家をつくり続けることです。 私たちは家に、住む人、担う人、つくる人それぞれの家族が、笑顔あふれる幸せな生活をプロデュースするために、正道を歩み、向上心を持ち続け知識・技術を磨き続ける集団として、地元山梨に活力を与えることのできる企業を目指します。

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