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コラム

キューブ型の家づくり

“窓の少ない家”のメリットや後悔しないための注意点は?事例写真も

窓の少ない家のメリット・デメリットは?

「おしゃれな家」「快適な家」と聞いて、“大きな窓”を連想する方も多いでしょう。

しかし、最近敢えて窓を少なくする家が増えています。

では、窓の少ない家のメリットはどのような点なのでしょうか?

また、建てる際にはどのような点に気を付けなくてはいけないのでしょうか?

今回は、窓の少ない家の魅力からデメリット・注意点まで詳しく解説します。

私たち“入沢工務店”の手がけた施工事例も紹介しますので、これからマイホームのプランを検討する方は、ぜひ参考にしてください。


このコラムのポイント
●「窓の少ない家」は、人気のキューブ型をはじめとして増えています。
●窓を少なくする分、大きさや設置場所を工夫する必要があります。
●入沢工務店は、山梨にオフィスを構え“地元密着”をコンセプトに、スタイリッシュで快適な家づくりに励んでいます。




窓の少ない家のメリットは?

窓の少ない家のメリット
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最近増えている「窓の少ない家」。

皆さんももしかしたら街中で見かけたことがあるかもしれません。

ではなぜ人気が高まっているのでしょうか?

主なメリットについて詳しく見てみましょう。

その①シンプルモダンでキューブ型住宅と相性がいい

窓の少ない家はシンプルでシャープな印象の強いキューブ型住宅との相性がよく、生活感のないモダンな外観の家になります。

特に、ファサード(正面デザイン)を生かしたい場合には窓を極力減らし、外壁のデザイン性を強調するのもおすすめです。

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その②断熱性能が高い

実は、暑い日や寒い日に熱の出入りが多い場所が“窓”です。

窓からの熱出入り
(引用:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会


ガラスなどの断熱性・遮熱性が向上していると言っても、分厚い壁と比べるとどうしてもその性能は劣ります。

つまり、窓が小さく壁部分が広いほど、断熱性能が高いということです。

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その③耐震性を確保しやすい

木造住宅の耐震性を評価する基準はいくつかありますが、その中でも重要なのが「耐力壁の量」です。

筋交(すじかい)が入っているなど、地震や風などの水平荷重に抵抗できる力を持つ壁が多いほど、地震力に耐える力は強くなります。

窓が少ないということは、その分耐力壁の面積を増やせるということです。

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その④防犯性が高い

2022(令和4)年に警視庁が行った調査によると、侵入窃盗の被害を受けた一戸建て住宅12,071件のうち、30.7%がガラス破りによるもので、53.5%が窓からの侵入によるものということが分かっています。

(引用:警視庁住まいる防犯110番


つまり、窓が少ないほど、外部から不審者が侵入するリスクを大幅に抑えられるということです。

天窓や中庭に面する窓が大きい分には、外からの侵入を心配することがそれほどありません。

道路を行き交う人や隣家から家の様子が見えづらいため、プライバシーを守る効果も絶大です。


その⑤土地の方角の影響を受けにくい

大きな窓は開放的で魅力的ですが、窓の設置されている方角によって、夏の暑さや冬の寒さが気になる場合もあります。

例えば、西向きの大きな窓からは、暑い日差しが部屋の奥まで差し込みやすいですし、北向きの窓はどうしても冷気が気になります。

最近は断熱性・遮熱性に優れたガラスも普及していますが、やはり外部温度の影響を全く受けないという訳には行きません。


その⑥建設・材料のコストを抑えられる

あまり知られていませんが、窓サッシの材料費・工事費は家全体の建設費においてそれなりの割合になります。

特に、高い省エネ性を持つ住宅を建てる場合は、Low-Eガラスなどの高性能ガラスを選択するため、施工費・材料費を合わせると、一箇所で20万円以上する場合も少なくありません。

つまり、窓が少ないほど、総コストを削減できるということです。

窓の数を減らして、その分断熱・遮熱性能を高めるという選択もおすすめ。

“数より質”で窓計画を検討する方は少なくありません。

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その⑦家具を配置しやすい

窓の大きな家にありがちなのが、「家具や家電の置き場所がない」という問題です。

室内から見た壁部分があまりないと、どこに配置すればいいか迷ってしまいます。

しかし、窓が少ないと、自由に家具・家電のレイアウトを検討できます。

最近は壁の大半を残しながらも効率良く採光を確保するハイサイドライト(高窓)も人気です。

(引用:YKK ap






窓の少ない家のデメリット・注意点とその解決方法

土地探しの注意点
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窓が少ない家は、性能面やコスト面でメリットがありますが、欠点がないという訳ではありません。

家のプランを検討する際には、必ずデメリットや注意点についてもしっかり把握しておきましょう。


その①日当たり・風通しへの配慮が必須

窓が少ないと、何か工夫しない限り、日当たりや風通しが悪くなってしまいます。

窓が少ないからこそ、採光・通風へより一層配慮しなくてはいけません。

採光の工夫

少ない窓でも多くの採光を確保するために、天窓(トップライト)や、吹き抜けに高窓(ハイサイドライト)を採用するのがおすすめです。

また、プライバシー性・防犯性が確保できる中庭などには、積極的に大きな窓を設置すると良いでしょう。

通風の工夫

自然風が効率良く抜けるように、対面の壁に窓を設けることを意識してください。

また、給排気共に換気扇によって強制的に行う「第一種換気」を採用し、24時間機械制御できるシステムを導入すると、常に新鮮な空気で室内が満たされます。



その②閉塞感を感じない工夫をしなくてはいけない

窓の生み出す効果は採光・通風だけではありません。

透明なガラス越しに屋外が見えることによって解放感が生まれます。

つまり、逆に言えば、窓が少ないと、どうしても閉塞感がある部屋になりがちだということです。

窓が小さい・もしくは少ない部屋は、できるだけ間仕切り壁をなくして広い面積にしましょう。

間仕切り壁の代わりに、床の高さを変えて空間を区切る「スキップフロア」という手法もおすすめです。

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また、吹き抜けを取り入れて、縦方向に空間を広げると、圧迫感が軽減できます。

インテリアデザインの基調をホワイト系でまとめるのも効果的。

できるだけ柄物や原色を使わずに、明るい色(膨張色)の膨張作用を利用しましょう。

逆に、濃い色などの収縮色を取り入れると、どうしても狭く感じてしまいます。




その③有効採光面積は確保しなくてはいけない

外観デザインにこだわる方の中には、「とにかく窓を少なくしたい」という方がいるかもしれません。

しかし、建築基準法(第28条「居室の採光及び換気」)によって、住宅の居室へは決められた有効採光面積以上の開口部を設けなくてはいけないことが定められています。

ただし、最高のための開口部は、壁に設置する側窓でなければいけないという訳ではありません。

天窓(トップライト)は、多くの採光が確保できるため、通常の壁につける窓に対して3倍の採光面積があるとみなされます。

そのため、より窓を少なくしたい場合にも天窓(トップライト)はおすすめです。


その④避難経路はしっかり準備しなくてはいけない

一般的な戸建住宅で2階建て以内の場合には、建築基準法によって避難経路の確保は義務付けられていません。

しかし、地震時に玄関から避難できるとは限りませんので、やはり何箇所か外に出られる場所を確保しておくと安心です。

そのためにも、庭や道路で出られる場所に掃き出し窓を設置したり、勝手口を設けたりすることをおすすめします。

誰でも安全に避難するためには、出入り口から前面道路まで、90cm以上の幅の通路が必要です。





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窓の少ない家の施工事例と間取りポイント

私たち“入沢工務店”では、山梨県でキューブ型住宅をはじめとした「窓の少ない家」を数多く手がけてきました。

その中でも、特に特徴的な事例を3つ紹介します。


その① 開口を南側に集中させて明るい室内に

窓の少ない家のデメリット・注意点とその解決方法
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一見窓がほとんどないように見えますが、開口部を庭のある南面の集中させた事例です。

正面はとてもシンプルですが、リビングに回ると、庭へ出られる掃き出し窓と、吹き抜け上部に取り付けられた高窓(ハイサイドライト)が設置されています。

これらによって、室内にも十分陽の光が差し込みます。


キッチンには、高めの場所に設置した横長の窓によって、換気機能を確保しながらも手元が外から見えない工夫を施しました。

洗面室には敢えて入り口ドアを設けず、室内の風通しがいい間取りにしている点もポイントです。


温度ムラができないように吹き抜けにはシーリングファンを設置し、2階階段ホールは通り道としてだけではなく、室内洗濯干し場としても使えるように、ランドリーパイプをかけられるようにしています。


その②ホワイトインテリアで室内を明るく開放的に

シンプルモダンな外観
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こちらは、正面デザインがなんとも潔いシンプルモダンな外観が特徴的な事例。

家の顔となる正面には、窓が一箇所もありません。

白い外壁と相まって、とても洗練された印象ですよね。


インテリアもホワイトが基調の爽やかで明るいデザインでまとめ、少ない窓から差し込んだ光を拡散させて、部屋全体が開放的な印象になるように。

フローリングはラスティックな印象の明るい色調のものを選びました。

リビング


庭に面した部屋には大きな掃き出し窓を2箇所設置したので、防災時にも安心です。

こちらのように、窓の少ない家こそ、インテリアの色選びは重要です。

ダーク系の床材や落ち着いた壁色を選ぶと、どうしても圧迫感が気になってしまうかもしれません。


その③光庭に面して窓を設けプライベートなアウトドア空間に

シンプルモダンな外観の家
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外から見ると細長い窓だけが設置されているように見えますが、室内に入ると眩い光に包まれた大開口が目に入ります。

完全プライベートな屋外空間である中庭に面して、大きな窓を設置しているため、十分な採光を確保しながらも、外部からの視線が全く気になりません。

アウトドアリビング


壁に囲まれたアウトドアリビングは、お子さんの安全な遊び場としてや、人の目が気にならない気持ちの良いリラックススペースとして活用できます。

また、リビングのフロアと高さを揃えることで、室内側から見た時の解放感も格別。

最近、多くの家へご採用いただいています。


こちらの場合は、中庭と玄関ポーチとの間に大きな開口があるため、前面道路からの視線を遮りつつも、閉塞感がなく、風通しも抜群です。


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まとめ|窓の少ない家でも工夫次第で明るく解放感のある家に

外観デザインにこだわるために窓を少なくする家もありますが、多くの方は窓を減らすことで日当たりや風通しを諦めなくてはいけないと思っているかもしれません。

そんなことはありません。

窓を少なくする場所、多くする場所のメリハリを意識し、設置位置に配慮すれば、室内の奥まで陽の光を届けることは決して難しくありません。

ポイントは、施工実績の多い会社へプランを立ててもらうこと。

私たち“入沢工務店”は、高性能かつスタイリッシュな住宅を数多く手掛けてきた実績があります。

今まで培った経験や知識をもとに、居心地がいいだけではなく、プラン・コスト共にお客様のご要望を叶えられる住まいをご提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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山梨・甲府エリアで快適なマイホームを建てるなら地元密着の会社へ相談を

山梨・甲府エリアで快適なマイホームづくり
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私たち「入沢工務店」は山梨・甲府エリアを中心に注文住宅の設計施工を行っている工務店です。

地元密着で家づくりと向き合ってきた私たちだからこそ、地域特性を踏まえた住まいを実現させられます。

「住む人と、つくる人。そのお互いの顔が見える家づくりの大切さ」を常に意識しながら、お客様の理想を叶えるお手伝いをさせていただいております。

お客様一人一人に寄り添いながら少数精鋭のプロ集団で家づくりに取り組んでいますので、年間に携われる棟数は決して多くはありません。

しかし、地元の方に満足していただける工務店であり続けられるよう、お客様の声に常に耳を傾けています。

「豊かなデザイン力」
「長年培った確かな技術」
「常にトレンドを取り入れる探究心」
「お客様に寄り添った提案力」…

これこそ私たちの強みです。

安心して長く住み続けられる住宅を実現させるには、これらの力は欠かせません。

「地域に根づく家を建てたい」「快適なマイホームにしたい」とお考えの方は、是非一度私たちにご相談ください。









監修者情報

入沢工務店編集部

入沢工務店編集部

入沢工務店編集部です。私たちのミッション(使命)は、笑顔あふれる幸せをつくるために『自立』『信頼』『成長』する企業として家をつくり続けることです。 私たちは家に、住む人、担う人、つくる人それぞれの家族が、笑顔あふれる幸せな生活をプロデュースするために、正道を歩み、向上心を持ち続け知識・技術を磨き続ける集団として、地元山梨に活力を与えることのできる企業を目指します。

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