
「超シンプルな家」とは、装飾をできるだけ抑え、すっきりとした美しさを追求した住まいのスタイルです。
しかし、実際に取り入れようとすると、「どこまでシンプルにすればよいのか」「暮らしやすさはどうなるのか」と迷うこともあります。
今回は山梨・甲府で多くのご家族の住まいづくりをサポートしてきた『入沢工務店』が、施工事例を中心に、外観・内装の特徴や設計のポイントをわかりやすく解説します。
| このコラムのポイント |
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シンプルで心地よい住まいを実現するためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
超シンプルな家とは

超シンプルな家とは、装飾や余計なものをできるだけ省き、形・色・素材を最小限に整えて空間の美しさを引き出した住まいのことです。
見た目をすっきりさせるだけでなく、間取りや動線、収納の計画まで整理されている点が特徴です。
一般的なシンプルな家が「装飾を控えたデザイン」を指すことが多いのに対し、超シンプルな家は住まい全体の構成そのものを整える設計といえます。
装飾を減らすほど空間のバランスや素材の質感が際立つため、細かな工夫や設計の考え方が重要になります。
超シンプルな家の施工事例

ここでは、実際に建てられた超シンプルな家の施工事例を紹介します。
デザインの雰囲気や空間の使い方、設計の工夫などをイメージする際の参考にしてください。
箱型フォルムが印象的な「ZERO-CUBE」の超シンプルな住まい
こちらは、無駄を徹底的にそぎ落とした、箱型フォルムが印象的な外観の超シンプルな住まいの事例です。
外壁には、縦ラインが美しいブラックのガルバリウム鋼板を採用し、装飾を抑えながらも素材の質感が際立ち、シンプルでありながら重厚感のある住まいを実現しています。

室内は、吹き抜けと大開口窓によって開放感を最大限に高めた設計です。
2面に設けられた大きな窓からたっぷりと自然光が入り、時間帯によって変化する光の表情を楽しめます。
光・素材・空間の広がりを丁寧に設計することで、心地よさとデザイン性を両立した超シンプルな住まいが実現されています。

素材のコントラストが映えるシンプルモダンな住まい
こちらは、直線的なフォルムと素材のコントラストが印象的な外観な住まいの事例です。
ダークカラーの外壁が建物全体に落ち着きと重厚感を与えながら、エントランス部分には温かみのある木材を採用しています。
形・色・素材のバランスでデザインを整えることで、落ち着きのある上質な住まいが生まれています。

LDKは、木の温かみを感じられる天井と床を基調にした、落ち着きのある空間です。
自然素材のやわらかな質感に、シンプルで直線的なデザインのキッチンを組み合わせることで、ナチュラルさとモダンさが調和しています。
素材の温かみと洗練されたデザインがバランスよく整えられ、心地よく過ごせる住空間が実現されています。

シンプルな平屋の外観については、こちらの記事も参考にしてください。
▷関連コラム:おしゃれな平屋の外観・間取り実例を画像でご紹介|人気のモダン・シンプルデザイン
やわらかな色合いで整えた箱型フォルムの超シンプルな住まい
こちらは、すっきりとした箱型フォルムが印象的な外観の超シンプルな住まいの事例です。
装飾を抑えた真っ白な外壁が、清潔感と軽やかさを感じさせ、ミニマルで整った住まいをつくり出しています。

(施工事例:山梨県注文住宅|リヴィア/Livia箱型の家外観と間取り)
室内は、ホワイトを基調にしたやさしい色合いでまとめられた、落ち着きのある空間です。
大きな窓から自然光がたっぷりと入り、室内全体がやわらかな明るさに包まれる設計になっています。
余計な装飾を加えず、色と素材の調和によって心地よい空間を実現しています。

(施工事例:山梨県注文住宅|リヴィア/Livia箱型の家外観と間取り)
光と機能性を整えたグレートーンのシンプルモダンな住まい
こちらの住まいは、落ち着いたグレーの外壁と直線的なフォルムが印象的な、シンプルモダンな外観です。
無駄な装飾をなくしたミニマルなデザインが、静かで洗練された雰囲気を生み出しています。

室内は、機能性とデザイン性を両立させたすっきりとしたLDKが中心です。
内装は落ち着いた色合いと素材感で統一され、すっきりとした印象の中に温かみを感じられる空間に仕上げられています。
無駄のないレイアウトと整えられた視線計画が、快適で心地よい暮らしを支えています。

プライバシーと開放感を両立したシンプルな平屋の住まい
こちらの住まいは、横に伸びるフォルムが印象的な、シンプルな平屋の外観です。
白を基調とした外壁に無駄な装飾を加えず、直線的なラインで整えたミニマルなデザインが特徴です。

室内は、大きな開口部を通して光が広がる、明るく開放的なリビングが中心です。
外からの視線を気にせず過ごせるよう、中庭やデッキ空間とつながる設計になっており、安心感と開放感の両方を感じられます。
装飾を抑え、光と空間の広がりを生かすことで、心地よく過ごせる超シンプルなリビングが実現されています。

入沢工務店では、今回ご紹介できなかった施工事例がまだまだあります。ぜひごらんください。
超シンプルな家のメリット

超シンプルな家は、見た目の美しさだけでなく、暮らしやすさの面でも多くのメリットがあります。
ここでは、代表的なメリットを紹介します。
建築コストを抑えやすい
超シンプルな家は形状が単純になるため、一般的な住宅よりコストを抑えやすい傾向にあります。
凹凸の少ない外観や、装飾を抑えた設計にすることで、使用する部材や施工工程がシンプルになり、結果としてコストを抑えやすくなります。
また、間取りを合理的に計画することで、無駄なスペースを減らし、効率よく建物をつくれる点も特徴です。
新築住宅への補助金については、こちらの記事で確認できます。
▷関連コラム:新築住宅への補助金「みらいエコ住宅2026事業」の最新情報|一覧で分かりやすく解説
空間を無駄なく活用できる
超シンプルな家は、必要な機能を整理して配置するため、空間を効率よく使える設計になりやすいのが特徴です。
動線や部屋の配置が明確になり、生活の中での移動や作業がスムーズになります。
また、余計な仕切りや使われにくいスペースを減らすことで、限られた面積でも広がりを感じやすくなります。
掃除や片付けがしやすい
装飾や凹凸が少ない空間は、ホコリがたまりにくく、日々の掃除がしやすくなります。
シンプルな形状の家具や建具が多くなるため、掃除機や拭き掃除もスムーズに行えます。
収納計画を整理しやすい点も特徴です。
物の置き場所が明確になり、片付いた状態を保ちやすいため、日常的な家事負担の軽減につながります。
長く住んでも飽きにくい
シンプルなデザインは流行の影響を受けにくく、長く住み続けても古さを感じにくいのが魅力です。
色や装飾を抑えた空間は、家具やインテリアを変えるだけで印象を調整しやすく、暮らしの変化にも柔軟に対応できます。
家族構成やライフスタイルが変わっても、空間の使い方を見直しやすいため、長く快適に住み続けられる住まいになります。
超シンプルな家の注意点

超シンプルな家は多くのメリットがある一方で、装飾や間仕切りをできるだけ設けないシンプルな設計だからこそ、慎重に検討したいポイントもあります。
以下のような点への配慮が重要です。
- 収納計画が不十分だと、物があふれて空間が雑然としやすい
- 動線の検討が不足すると、生活のしやすさに影響が出やすい
- 色や素材の選び方によっては、空間が単調な印象になることがある
- 窓の配置や大きさによって、採光やプライバシーのバランスが崩れることがある
- 光の取り込み方や視線の抜け方によって、居心地が大きく変わることがある
シンプルな空間ほど細かな工夫が表れやすく、わずかな違いが住み心地に大きく影響します。
超シンプルな家は「何も足さない設計」ではなく、「必要な要素を適切に整える設計」が求められます。
形・素材・光・動線などを総合的に考え、全体のバランスを丁寧に整えることが重要です。
山梨・甲府で、超シンプルな家づくりを検討している方は、入沢工務店へお問い合わせください。
理想の暮らしに合わせたプランをご提案いたします。
超シンプルな家を成功させる設計ポイント

超シンプルな家は、ただ装飾を減らせば完成するものではありません。
ここでは、超シンプルな家を快適に仕上げるために押さえておきたい設計のポイントを紹介します。
建物形状は単純にする
建物の形をできるだけシンプルに整えることは、超シンプルな家の基本です。
凹凸の少ない箱型や直線的なフォルムにすることで、外観に統一感が生まれ、すっきりとした印象になります。
建物形状が単純になるほど構造が整理され、空間の使い方も明確になります。
一直線LDKにする
超シンプルな家にするためには、外観だけでなく間取りの考え方も重要なポイントです。
空間の形やつながりを整理することで、住まい全体に統一感が生まれます。
シンプルな空間構成を実現する方法のひとつが、一直線のLDKです。
キッチン・ダイニング・リビングを直線的につなげることで、空間全体に一体感が生まれ、すっきりとした印象になります。
形をシンプルに整えることで、空間の広がりや明るさを感じやすくなる点が大きな特徴です。
動線をシンプルにする
暮らしやすさを左右するのが動線計画です。
移動や作業の流れが整理されているほど、日常生活はスムーズです。
たとえば、キッチン・洗面・収納を効率よく配置したり、回遊できる間取りにしたりすることで、無駄な移動を減らすことができます。
生活の流れを意識して空間をつなげることで、使いやすさが向上し、日々の家事や移動の負担を軽減できます。
色数を絞る
使用する色数を絞ることで、空間に統一感と落ち着きが生まれます。
壁・床・天井・建具などの色の関係を整理することで、視覚的なノイズが減り、すっきりとした空間になります。
基本となる色を決め、アクセントカラーを最小限に抑えることが、シンプルな空間を美しく見せるポイントです。
素材を統一する
素材の種類を増やしすぎないことも重要です。
同じ素材や似た質感を繰り返し使うことで、空間にまとまりが生まれます。
木・金属・塗装など、それぞれの質感を生かしながらも、全体のバランスを整えることが大切です。
素材を厳選することで、シンプルでありながら上質な印象をつくることができます。
収納を隠す
シンプルな空間を保つためには、収納の計画が欠かせません。
物が見える状態が増えるほど、空間は雑然とした印象になります。
壁面収納や扉付き収納などを計画的に配置し、生活感を表に出さないことが重要です。
収納を空間の一部として設計することで、すっきりとした状態を維持しやすくなります。
新築で取り入れたい収納の実例は、こちらの記事でも紹介しています。
▷関連コラム:新築で取り入れたい収納実例26選|空間別アイデアと「多すぎる・少ない」の失敗を防ぐコツ
まとめ
超シンプルな家は、見た目の美しさにとどまらず、空間全体を整える設計によって完成する住まいです。
形や間取り、色や素材、収納や動線などをバランスよく整えることで、はじめて快適で長く暮らしやすい空間になります。
超シンプルな家を検討する際は、デザインだけでなく、暮らしやすさまで含めた住まいづくりを意識しましょう。
山梨・甲府で超シンプルな家づくりをご検討中の方は、入沢工務店へお問い合わせください。
理想の暮らしに合わせた住まいづくりをサポートいたします。



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