甲斐市で新築をご検討中の方へ。
「補助金制度があるのは知っているけれど、どんな制度が利用できるの?」「手続きが複雑そうで不安」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
甲斐市・山梨県・国それぞれに魅力的な補助金制度があり、上手に活用すればコストを削減できます。
今回は、山梨・甲斐市で多くのご家族のマイホームづくりをサポートしてきた『入沢工務店』が、利用可能な補助金の内容や申請時の注意点について、わかりやすくご説明します。
このコラムのポイント |
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●甲斐市では、新婚世帯や移住者向けの補助金制度があり、新築住宅のコストを抑えられます。 ●山梨県と国の補助金制度は、一定の性能基準を満たす住宅が対象で、併用することで多くの補助金を受け取れます。 ●補助金申請は、着工前の手続きが必須であり、予算上限があるため、早めの行動が重要です。 |
「補助金を活用して理想のマイホームを賢く建てたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
甲斐市|新築住宅に活用できる補助金
甲斐市では、新築住宅を建てる際に利用できる補助金制度が充実しています。
制度名 | 補助対象(世帯・住宅) | 補助上限額 | 主な適用要件 |
甲斐市省エネルギー住宅等普及促進事業費補助金 | ・ZEH ・ZEH-M ・LCCM住宅 |
20〜80万円 | ・補助対象建築物の所有者または建築主 ・市税の滞納がないこと ※2025年7月時点で予算額に達したため受付停止中 |
甲斐市結婚新生活支援事業 | 新婚世帯 | 30万円〜60万円 | ・令和6年1月1日〜令和7年3月31日の間に婚姻した夫婦 ・夫婦の年齢が39歳以下 ・合計所得が500万円未満 ・対象となる住居が市内にあり、住民登録をしている |
甲斐市移住支援事業補助金 | 東京圏からの移住者 (東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県) |
・単身:60万円 ・世帯:100万円 (18歳未満の子1人につき100万円を加算) |
・転入直前の10年間のうち、通算5年以上かつ直前の1年以上、東京圏での居住・勤務歴があること ・県内に就業し、5年以上継続して勤務する意思がある方、または移住前の業務を引き続きテレワークで行う方 |
参考:
・甲斐市省エネルギー住宅等普及促進事業費補助金|甲斐市
・甲斐市結婚新生活支援事業|甲斐市
・甲斐市移住支援事業補助金|甲斐市
山梨県|新築住宅に活用できる補助金
山梨県では県独自の補助金制度として「やまなしKAITEKI住宅普及促進事業」を実施予定です。
やまなしKAITEKI住宅普及促進事業
山梨県では、地域の特性を活かした「甲斐的」で「快適」な住宅の普及を目指し、「やまなしKAITEKI住宅」プロジェクトを推進しています。
このプロジェクトは、県が定めた住宅性能基準に適合した住宅を「やまなしKAITEKI住宅」として認定し、これに連動する補助事業を市町村が実施する形式です。
認定制度は2025年10月1日から申請受付が開始される予定で、補助額は20万円〜100万円です。
この後ご紹介する子育てグリーン住宅支援事業との併用も可能で、建てる住宅の省エネ性能によって最大260万円が加算されます。
- GX志向型住宅:160万円
- 長期優良住宅:80〜100万円
- ZEH水準住宅:40〜60万円
一定の性能基準を満たした住宅は、長期的に見て快適な暮らしと省エネを両立できます。
住宅性能を重視した家づくりをお考えの方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
▷関連コラム:夏でも冬でも快適に過ごせる室温・湿度は?省エネな家づくりのコツ
国|新築住宅に活用できる補助金・減税制度
甲斐市や山梨県の補助の他に、国でも新築住宅を支援する制度が多数あります。
補助金制度
- 子育てグリーン住宅支援事業
「住宅省エネ2025キャンペーン」に含まれる支援事業です。
子育て世帯や若者夫婦世帯が建てるZEH水準住宅には40万円、長期優良住宅には80万円が交付されます。
世帯を限定せず、新築するGX志向型住宅に対しては160万円が交付されます。
※GX志向型住宅は、今年度の予算上限に達したため終了していますが、毎年継続的に実施されており、2026年度も同様の制度が実施される見込みです。
- 給湯省エネ2025事業
高効率給湯器の設置に対する補助事業です。
新築住宅でも利用可能で、対象となる給湯器の種類によって補助額が決定されます。
- 戸建ZEH補助金
戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化を支援する制度です。
ZEHの普及拡大を目的とし、一定の性能要件を満たした住宅に対して補助金が交付されます。
減税制度
- 住宅ローン減税
住宅ローンを借り入れて住宅の新築・取得または増改築等をした場合、年末のローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から最大13年間控除する制度です。
- 贈与税非課税措置
父母や祖父母などの直系尊属から、住宅の新築・取得または増改築等のための資金を贈与により受けた場合に、一定額までの贈与につき贈与税が非課税になる制度です。
山梨・甲斐市で「補助金を活用した家づくり」を検討中の方は、入沢工務店へお問い合わせください。
お客様のご希望やライフプランに合わせて、最適なプランや補助金の活用方法をご提案いたします。
甲斐市や近隣エリアの住宅事例
ここでは、甲斐市やその周辺地域で実績豊富な入沢工務店が手がけた住宅事例をご紹介します。
ナチュラルな雰囲気のシンプルな住宅
ホワイトを基調とした外壁には玄関部分にグレーの目隠し壁を設け、ブラックの玄関扉で引き締めた事例です。
(施工事例:山梨県甲斐市新築注文住宅|Liviaシンプルな家の事例紹介)
リビングは、淡いグレーのアクセントクロスとナラ樫の床が組み合わさり、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出しました。
大きな窓から自然光がたっぷり入るため、明るく開放的な雰囲気を感じられる住宅です。
木の温もりを感じるツートンカラーの外壁の住宅
外観を2色に貼り分け、アウトドアテイストも取り入れた事例です。
(施工事例:山梨県甲府市注文住宅|ゼロキューブプラスボックス間取り施工例)
暖かいデザインが採用された板張り天井とアクセントウォールが特徴的です。
木板とアイアンのコーディネートでインダストリアル調に仕上げました。
好きを詰め込んだおしゃれな平屋
壁に囲まれた広い玄関ポーチが魅力の平屋です。
(施工事例:山梨県南アルプス市注文住宅|平屋のおしゃれな間取り施工事例)
天井は木目板を貼り、温かみがあるシンプルな仕上がりで、雨が降っている時に濡れずに傘を開いたり、自転車なども置ける広いスペースで実用的です。
LDKではキッチンカウンターとダイニングテーブルをひとつに計画しました。
身を乗り出すだけで食事の配膳や片付けができ、時間や労力をできるだけ減らせるよう工夫されたシンプルな動線です。
山梨・甲斐市で「補助金を活用した家づくり」を検討中の方は、入沢工務店へお問い合わせください。
お客様のご状況に合わせて、最適な補助金制度のご提案から複雑な申請手続きのサポートまで、丁寧に対応いたします。
甲斐市の新築補助金Q&A
最後に、甲斐市で新築に活用できる補助金について、入沢工務店がよくいただく質問・回答を紹介します。
補助金を申請する際の注意点は?
A. 補助金申請では、以下の3つのポイントに注意が必要です。
- 工事着工前の申請:多くの制度で「工事着工後の申請は対象外」です。
- 予算の上限と先着順:補助金には年度ごとの予算が定められており、予算上限に達した時点で受付が停止されます。
- 市税の滞納:申請者や住居の居住者に市税の滞納がある場合、多くの制度で補助金の対象外となります。
家を安く建てる方法や、無理のない住宅ローンの返済について、こちらで解説しているのでぜひ参考にしてください。
▷関連コラム:
・家を安く建てる11の方法|間取りの工夫やコストカットのポイントを解説
・無理なく返せる住宅ローンの借入額と返済額|年収500・600・700・800万円でシミュレーション
補助金は併用できる?
A. 原則として、財源が同じ補助金や、補助対象が重複する場合は併用できません。
ご不明な点やご質問がありましたら、各市町村、または入沢工務店まで、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
甲斐市で新築住宅を建てる際は、市・県・国の各種補助金制度をうまく活用することで、建築費用を削減できます。
なかでも、ZEHなどの省エネ住宅や子育て世帯を対象とした補助金は、より大きな金額を受け取れる場合があります。
今回の記事が、賢く補助金を利用して、理想の住まいを手に入れる参考になれば幸いです。