2025年度も、新築住宅の建築で使える魅力的な補助金制度が多く発表されています。
そこで今回は山梨・甲府の『入沢工務店』が甲府市で新築住宅を建てる際に使える補助金をご紹介します。
山梨県や国の補助金・減税制度を解説し、活用する際のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
このコラムのポイント |
---|
● 新築住宅の建築が対象となる補助金制度は、山梨県や甲府市などの自治体単位で実施しているケースも多いです。
● 交付の条件に当てはまっている制度を確認し、併用などによって最もお得になるケースを検討しましょう。 ● スピーディーかつ確実に補助金を受け取るために、甲府市での申請実績が豊富な「地域密着型企業」への相談をおすすめします。 |
「甲府市でお得に質の高い住まいを手に入れたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
Contents
「甲府市」が実施している新築住宅向け補助金制度
山梨県甲府市が実施している、新築住宅を建てる際に利用できる補助金制度をご紹介します。
①甲府市結婚新生活支援事業
結婚したご夫婦が、甲府市で生活する際にかかる住まいに対する費用を補助する制度です。
令和7年度も実施予定ではありますが、詳細はまだ発表されておりませんので、令和6年度の情報をご紹介します。
【適用条件】 |
---|
● 令和6年1月1日~令和7年2月28日の期間内に婚姻届を受理された夫婦であること ● 婚姻日の時点で夫婦おふたりの年齢が39歳以下であること ● 世帯所得が500万円未満であること ● 申請日の時点でご夫婦の住民票が甲府市の新築住宅に移っていること ● 申請日から5年以上継続して甲府市に居住すること ● 市税等の滞納がないこと |
期間や年齢、世帯所得など様々な条件があります。
世帯所得が500万円以上であっても、貸与型奨学金を返済している場合は、所得から年間返済額を控除することが可能です。
【補助金額】 |
---|
● 対象経費の合計額を補助(上限額あり)
※上限額 |
新築住宅を建築する場合、以下の経費が対象です。
- 土地代を除く住宅の購入費用
- 業者に支払った引越費用
家を建てる場合は経費が大きくなるため、上限額まで補助金を受け取れます。
【申請の流れ】 |
---|
①住宅完成後に申込フォームへ入力 ②担当者から2週間程度で連絡がある ③必要書類を甲府市自治体連携課移住定住係へ提出 ④市の審査後に「交付決定通知書」が届く ⑤請求書を提出 ⑥補助金が振り込まれる |
令和7年度の甲府市結婚新生活支援事業に関しては、詳細がまだ発表されておりません。
例年は申請期限が設けられておりますので、情報が公開されるのを待ちましょう。
制度の詳細はこちらをご覧ください。
参考:【令和6年度受付終了】甲府市結婚新生活支援事業について|山梨県 甲府市
②クリーンエネルギー機器普及助成金制度
温暖化対策の一環として、家庭用蓄電池やペレットストーブの導入を補助する制度です。
【適用条件】 |
---|
● ご自身または生計を共にする方が居住する住宅に機器を設置すること ● 市税を完納していること |
補助金交付の対象となる機器の導入方法は以下の通りです。
- 既存の住宅用太陽光発電システムに、新しい住宅用蓄電池を接続する
- 住宅用太陽光発電システムと住宅用蓄電池を同時に設置する
- 新たに木質ペレットストーブを設置する
なお、蓄電池や木質ペレットストーブの「交換」は対象外となります。
【補助金額】 |
---|
①住宅用定置型リチウムイオン蓄電池の新規設置:一律5万円
②住宅用太陽光発電システムと住宅用定置型リチウムイオン蓄電池の同時設置:一律10万円 ③木質ペレットストーブの接地:一律3万円 |
住宅用太陽光発電システムは1kW以上10kW未満、蓄電池は1kW以上の容量であることが条件です。
また、中古やリースではなく「新品」の設備を導入する必要があります。
【申請期限】 |
---|
● 設置工事完了日または新築引渡日から3ヶ月以内 |
新築の場合は住宅の引き渡しが完了した日から、3ヵ月以内に申請します。
先着順で補助金を交付するため、予算に達した時点で受付終了する点は注意が必要です。
【申請の流れ】 |
---|
①設置工事または新築の引き渡しが完了したら「申請書」などの必要書類を環境政策課へ提出する ②市の審査承認後に「交付決定通知書」が届く ③補助金が振り込まれる |
郵送での申請は受け付けておらず、直接市役所の窓口まで持参して提出することが条件です。
制度の詳細はこちらをご覧ください。
③浄化槽設置補助制度
生活排水を適切に処理して河川の水質保全を図るため、新築時における浄化槽の設置費用を補助する制度です。
【適用条件】 |
---|
● 下水道事業計画区域および農業集落排水施設処理区域以外の地域 ● 専用住宅に10人槽以下の合併処理浄化槽を設置する人 ● 補助金の申請をした年度内に設置工事を完了すること |
上記の条件を満たした上で浄化槽を設置しても、補助対象外となるケースがあります。
詳しくは環境保全課まで電話でお問い合わせください。
【補助金額】 |
---|
● 5人槽:33.2万円 ● 7人槽:41.4万円 ● 10~50人槽:54.8万円 |
浄化槽のサイズによって補助金額が異なります。
【申請期限】 |
---|
● 浄化槽工事着工の2週間前までに申請 ● 補助事業の完了日から30日を経過、または申請した年度の3月10日までのいずれか早い日に完了報告 |
上限に達した時点で受付を締め切るため、早めの計画・申請をおすすめします。
【申請の流れ】 |
---|
①市への事前相談し、区域や人槽を確認する ②設置場所による補助の可否を問い合わせる ③工事着工前に「申請書」などの必要書類を提出する ④市の審査承認後に「事業承認通知書」が届く ⑤着工~完成 ⑥市の環境保全係によって浄化槽の設置状況を検査 ⑦市から「交付決定通知書」が届く ⑧補助金が振り込まれる |
事前相談と申請、完了報告の際に手続きが必要です。
制度の詳細はこちらをご覧ください。
④生垣設置奨励助成
安全でみどり豊かな街をつくるため、生垣の新設に対して補助する制度です。
近年の外構ではブロックフェンスを採用するケースも多いですが、生垣にすることで外観にナチュラルさをプラスしつつ、補助金も活用できます。
【適用条件】 |
---|
● 甲府市内に住宅があること ● 住宅が建っている宅地の道路に面している部分を生垣にすること。 (※同一敷地内で畑として使っている範囲も宅地とみなす) ● 5年間は助成対象となった生垣の伐採や移植しないこと |
生垣は、樹高・植栽本数・サイズなどの要件が定められています。
【補助金額】 |
---|
●生垣新設(植栽樹木費):1mあたり5千円以内
●上限額:15万円 |
購入した土地に古いブロック塀があり、取り壊してから新しい生垣を施工する場合も対象です。
上記内容に加えて、取壊し費に上限10万円の補助が出ます。
ブロック塀等を解体する前に申請が必要です。
【申請の流れ】 |
---|
①工事前に「申請書」を公園緑地課へ提出する ②市の現地確認・審査承認後に「交付決定通知書」が届く ③着工する ④竣工後に「完了届」を提出する ⑤市の職員による検査を行う ⑦補助金が振り込まれる |
申請書や完了届には、提出期限の定めがありません。
制度の詳細はこちらをご覧ください。
山梨県甲府市で「高品質な住まいをお得に建築したい」とお考えの方は、入沢工務店へお問い合わせください。
補助金を有効活用した上で、住宅性能の高い住まいをご提案いたします。
甲府市の新築で利用できる「山梨県」の補助金制度
(施工事例:山梨県甲府市A様邸 ZERO-CUBE+BOX CUSTOM)
山梨県では、新築住宅を建てる方に向けて、次のような補助金制度を用意しています。
名称 | 「やまなしKAITEKI住宅」補助制度 |
開始時期 | 令和7年10月1日から |
主な条件 | ● 山梨県の事業者に依頼し、ご自身が住む家を県内に建てること ● 「やまなしKAITEKI住宅基準」を満たした住宅であること |
補助金額※ | ● 【必須】やまなしKAITEKI住宅:20万円 ● 【加算】やまなしKAITEKI住宅/ZERO:20万円 ● 【加算】やまなしKAITEKI住宅/FORET:20~40万円 ● 【加算】⼦育て世帯または若者夫婦世帯:20万円 |
申請期限 | ● 着工前までに「申請」 ● 交付決定をした年度の翌年度の4⽉10⽇までに「実績報告」 |
※補助金額について
「KAITEKI住宅基準」には3種類あり、次のような要件が定められています。
- 【やまなしKAITEKI住宅】
①長期優良住宅(R7.4.1以降新築基準)であること
②断熱等性能等級6以上
③相当隙間面積1.0㎠/㎡以下 - 【やまなしKAITEKI住宅/ZERO】
①一次エネ削減率35%以上(再エネ除く)
②一次エネ削減率100%以上(再エネ含む) - 【やまなしKAITEKI住宅/FORET】
①既定の県産木材使用量を満たすこと
「やまなしKAITEKI住宅」は必須要件、その他2つを満たすと補助金額が加算されるといった仕組みです。
⼦育て世帯または若者夫婦世帯に該当していると、さらに加算の対象になります。
- ⼦育て世帯:着工した年度の4⽉1⽇時点で18歳未満のお子様がいる世帯
- 若者夫婦世帯:着工した年度の4⽉1⽇時点で夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
制度の詳細はこちらをご覧ください。
参考:やまなしKAITEKI住宅について|山梨県 南アルプス市
「国」が実施している新築住宅向け補助金・減税制度一覧
(施工事例:山梨県甲府市S様邸 ZERO-CUBE+BOX CUSTOM)
国が実施している新築住宅向けの補助金や減税制度をまとめました。
【補助金制度】
子育てグリーン住宅支援事業 | GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅などに対して、最大で一戸当たり160万円を補助 |
給湯省エネ2025事業 | エコキュートやエネファームなど、高効率な給湯器の導入に対して、最大で16万円/台を補助 |
戸建住宅ZEH化等支援事業 | ZEH・ZEH+の住宅に対して、最大で90万円/戸+αの補助 |
【減税制度】
住宅ローン減税 | 当初13年間 | 高品質住宅を建築した方に対して、所得税・個人住民税の一部を減税 |
固定資産税 | 当初3年間 | 新築住宅・土地の固定資産税を1/2に減額 |
登録免許税 | 1回のみ | 新築住宅・土地にかかる登録免許税の税率引き下げ |
不動産取得税 | 1回のみ | 新築住宅・土地にかかる不動産取得税の税率・控除額などを引き下げ |
ご紹介した国の補助金・減税制度は、自治体の制度と併用できるケースも多いです。
詳しくは自治体へご確認ください。
山梨県甲府市で補助金を使った家づくりをする際のポイント
補助金制度を活用して、山梨県甲府市で家を建てる際のポイントをご紹介します。
詳細なスケジュールを立てる
各補助金制度は、申請や完了報告に期限が設けられているケースが多いです。
そのため、期限内に手続きが間に合うよう、住宅の間取りや仕様を決めたり工事の段取りを組んだりする必要があります。
細かなスケジュールを決めておかないと「思ったよりも打合せの時間が取れなかった」と後悔するかもしれません。
打合せの最初の段階で、住宅会社に補助金を活用したい旨を伝え、明確なスケジュールを共有してもらいましょう。
お得になる活用方法を検討する
補助金や減税制度には、併用が可能なものもあるため、上手に活用すれば費用の負担を軽減できます。
単独では補助金額が低い制度だったとしても、併用できる場合は、他の制度と組み合わせて結果的にお得になるケースも少なくありません。
一般的に、自治体と国など財源の異なる補助金制度は、併用できる事例が多いです。
まずは、条件にマッチしている補助金制度を明確にし、それぞれ組み合わせて申請できるのか確認してみてくださいね。
補助金が振り込まれるまでの流れを把握する
補助金を利用する際は、申請スケジュールだけでなく、補助金が振り込まれるまでの流れを確認しましょう。
次の2つのケースが一般的です。
- 施工業者に補助金が振り込まれ、建物代金の一部として充当される
- 申請者ご本人の口座に補助金が振り込まれる
ご本人の口座に補助金が振り込まれる場合、交付時期によっては一旦費用を立て替えておかなければなりません。
補助金を資金計画に組み込んでしまうと、交付時期のズレなどにより、一時的に資金が不足するリスクが生じます。
そのため、補助金はあくまでプラスαと考え、無理のない計画を立てることが大切です。
申請実績が豊富な地元の住宅会社に家づくりを依頼する
自治体の補助金を活用したいなら、山梨県の住宅会社への相談をおすすめします。
地元の住宅会社なら、施工エリア内の補助金申請の実績が豊富であり、役所ともスムーズなやり取りが可能です。
「県内の住宅会社に家づくりを依頼すること」や「県産材を使った家づくり」などが条件の補助金制度もあるため、地元の住宅会社に依頼することで選択肢が広がります。
▷関連コラム:〈山梨県での家づくり〉地元工務店と大手ハウスメーカーの違いを詳しく解説|デザイン・価格・性能・アフターサービス
山梨・甲府で「補助金を使ってお得にマイホームを建てたい」とお考えの方は、入沢工務店へお問い合わせください。
県内で実施している制度はもちろん、国が行う補助金申請の実績も豊富なため、しっかりとお手続きをサポートいたします。
まとめ
山梨県甲府市では、新築する新婚世帯やクリーンエネルギー導入する方などへ向けて、補助金制度を用意しています。
県や国などの様々な補助金制度と内容を比較し、お得になる利用方法を検討しましょう。
スムーズかつ確実に補助金を受け取るために、家づくりの細かなスケジュールを立て、申請実績が豊富な地元の住宅会社に依頼することも大切なポイントです。