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コラム

シンプルな家づくり

〈山梨県で自然素材の家を建てたい人必見〉
今話題の“シラス壁”とは?

シラス壁

無垢材や珪藻土など、住まいに使われる自然素材はたくさんありますが、その中でも多機能なことで知られているのが「シラス壁」です。

しかし、まだその実態はおろか存在を知らない方も少なくありません。

そこで、今回は「シラス壁」の特徴やメリット・デメリット、施工後の補修・メンテナンスについてまで丸ごと解説します。

ナチュラルで居心地のいいお家を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。


CHECK POINT!
●シラス壁は、自然が生み出した高性能の壁材です。
●一般的なビニルクロスや塗装と比べると性質が異なるため、採用する際はメリットとデメリット、お手入れ方法を十分理解して決断しましょう。
●入沢工務店は、山梨にオフィスを構え“地元密着”をコンセプトに家づくりに励んでいます。




外壁にも内壁にも使える“シラス壁”とは?

「シラス壁」とは、シラス(白洲)を主原料とした壁用の左官材で、主に建物の外壁仕上げ材や内壁仕上げ材に使われています。

シラスは、2万年以上昔にマグマが噴出して冷やされて蓄積されたものなので、100%自然由来の素材です。

アモルファス(悲結晶体)に属しており、原子が不規則で安定していないため、環境に合わせて様々な効果をもたらすという特徴を持ちます。

シラスは非晶質の占める割合が60~80%もあることで、他の火山噴出物とは決定的に異なる極めて特異な性質を持っています。非晶質の場合は分子構成が不安定で活性化し、環境によっては触媒反応が起きやすくなることから、消臭・分解、殺菌、イオン化などの機能を発揮すると考えられます。

引用元:高千穂シラス


同じく自然素材から作られている左官材に「珪藻土(原料:蓄積したプランクトン)」や「漆喰(原料:消石灰)」がありますが、これらは接着剤などに微量ではあるものの化学物質が含まれている点が大きな違いです。



メリットとデメリットは?

シラス壁が今注目されているのには、その多機能な性質に理由があります。

一方で、シラス壁について調べていると「デメリット」というキーワードも目立ちます。

では、それぞれ詳しく解説していきましょう。

メリット

シラス壁の主なメリットは、ずばり以下の3つです。

  • 調湿機能がある
  • 脱臭・消臭機能がある
  • 高級感ががる見た目に仕上がる
  • 耐久性が高く色褪せしにくい


シラスはとても細かいサラサラな微粒子で、表面には無数の凸凹や空洞があります。

主成分である珪酸には調湿機能があるため、シラスの微粒子が空中の水分を吸着したり放出したりしてくれます。

シラス
引用:高千穂シラス



さらに、同じくシラスに含まれる酸化アルミニウム(アルミナ)には、ガスを吸着する性能があり、粒子の空洞に臭い物質や化学物質を抱え込むことができるため、天然の脱臭剤としての機能も果たしてくれます。

これら調湿・脱臭消臭機能は、人工で生み出されたものではなく、自然の中で偶発的に生まれたため、シラス壁はまさに“奇跡の建材“としても注目されています。

また、意匠面でもビニルクロスとは一味違う高級感があり、手作業で塗られるためランダムなテクスチャーも魅力のうちのひとつです。

古代ローマ帝国の神殿や、エジプトのピラミットにも類似した材料が使われていることから、長寿命であることも立証されています。

元々マグマから作られていることもあり、高耐久で紫外線にも強く色褪せもしやすいとても優れた素材です。

デメリット

高性能なシラスですが、一方で左官材特有のデメリットもあります。

  • ビニルクロスや塗装よりもコストが高い
  • 年月が経つと細かいひび割れが発生する
  • 補修跡が目立ちやすい
  • ホコリがつきやすい


まず、シラス壁は材料費そのものが壁紙や塗料と比べると高く、さらに途中で乾燥時間を取らなくてはいけないため、施工費も割高です。

そのため、どうしても内外装工事の中でも高コストな印象は否めません。

また、実際に住み始めてからは、建物の小さな振動や気温・湿度変動による建材の伸縮によって、表面的なひび割れが生じてしまいます。

いざその部分を補修する場合には、どうしても「全く分からなくする」ことは施工上困難です。

そして、左官の柄によっては表面に凹凸のあるテクスチャーに仕上がるため、壁紙よりもホコリがつきやすい点は否めません。

ただし、ここで紹介したデメリットは、何もシラス壁だけに言えることではなく、同じく左官材である珪藻土や漆喰にも、同様の欠点があります。

内外壁の仕上げ材としてシラス壁を検討する際には、メリットとデメリットを天秤にかけて、本当に後悔しないかどうかをじっくり考えてから決断しましょう。



カビ取りや補修・メンテナンスはできるの?

先ほどデメリットでも紹介した通り、シラス壁は住み始めてから取れない汚れやキズがついてしまうと、補修がとても難しい材料です。

汚れ・キズの大きさによってお手入れ方法や補修方法が違います。


〈ホコリが付いたの場合〉

シラス壁は静電気が発生しにくいのでホコリを引き寄せることはありませんが、舞っているホコリが降り積もることはあります。その場合は、乾いたハケなどで払い落としましょう。

〈擦り傷はついた場合〉

傷跡が白く目立つ場合は、霧吹きで水をかけて自然乾燥させると目立たなくなります。また、メラミン系スポンジや柔らかい消しゴムで優しくこすることも有効です。

〈小さいシミ汚れが付いた場合〉

油汚れは取れませんが、コーヒーなどの水性シミは根気良く固く絞った雑巾で叩くようにすると薄くなる可能性があります。

〈目立つ汚れやキズは付いた場合〉

シラス壁の各メーカーが販売しているリペアキット(サポートキット)を使ってみましょう。専用の薬品とパウダーがセットになっているものが一般的です。

〈大きな汚れやキズは付いた場合〉

基本的には新規で塗った時と同様に汚れ・キズは付いた部分に材料を塗りつけます。ただし、人の手作業で塗るため元通りという訳には行きません。また、材料の製造ロッドが異なれば色味も微妙に変わってしまいます。どうしても補修跡が気になる場合は、ある程度広範囲で塗り替えましょう。



ちなみに、シラスは無機質セラミック素材なので、カビが生息する環境ではありません。

ですから、シラス壁自体にカビの胞子が定着して広がることはないのです。

カビが生えてしまう場合は、ホコリや有機的な汚れがついている環境に限ります。

その場合は、ドライヤーなどでしっかりとその部位を乾かし、表面のカビを払い落としましょう。



山梨県で“自然素材”を使った家を建てたい方は“入沢工務店”にお任せを!

私たち“入沢工務店”では、シラス壁はもちろん、珪藻土や無垢材など多種多様な自然素材を使った住宅を数多く手掛けてきました。

また、デザインもキューブ型の住宅をはじめとしたスタイリッシュで個性的な住宅ばかりです。

「確かなデザイン力」
「長年培った確かな技術」
「常にトレンドを取り入れる探究心」
「お客様に寄り添った提案力」…

これこそ私たちの強みです。

自然素材をうまく間取りやインテリアデザインに取り入れるには、これらの力は欠かせません。

“健康的で快適な家を建てたい”とお考えの方は、是非一度私たちにご相談ください。



まとめ|シラス壁は自然生まれの機能性壁材

「シラス壁」は、自然が生み出した多機能の優れた建材です。

しかし、一般的に用いられるビニルクロスや塗装とはその性質が大きく異なります。

採用を検討する場合は、そのメリットとデメリット、お手入れ方法を十分理解して、あなたの生活にフィットするものかどうかを見極めましょう。

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