小林です
最近、ニュースやSNSで
「ハウスメーカーや地元工務店の倒産」
という言葉を目にする機会が増えました
「せっかく契約したのに着工前に倒産してしまった」
「建築途中で工事が止まってしまい、お金も戻ってこない」
これから家づくりを始めようとしているご家族にとって
これほど怖く
不安なニュースはないと思います
人生で一番大きな買い物を託すわけですから
慎重になるのは当然のことです
では、なぜ今
これほどまでに住宅会社の倒産が増えているのでしょうか?
そして
私たち施主はどんな視点を持って施工会社を選べば良いのでしょうか?
今回は、地元の住宅業界に身を置く者として
表面的な噂話ではなく
「業界の構造」と「後悔しないための見極め方」
について率直にお話しします
なぜ今、住宅会社の倒産が増えているのか?
主な原因は、「資材高騰・人件費上昇」と
「無茶な価格競争」のダブルパンチです。
ここ数年、ウッドショックから始まり
ナフサなど世界情勢の影響で
木材や住宅設備など資材や
その運送コストが大幅に上がりました
しかし、急激な価格高騰に対して
以下のような経営を続けていた会社が限界を迎えているようです
- 「受注を取りたいから」と、ギリギリの安値で契約を取り続けていた会社
- 「契約時の価格」のまま、高騰した資材費を自社の持ち出しで無理に呑み込んでいた会社
- 契約金を次の現場の工事費に回すような、自転車操業になっていた会社
「安く建ててくれる」というのは一見
施主様にとって魅力的に思えます
しかし
会社が健全に利益を出せていない(=適正価格ではない)状態は
実は施主様にとっても非常に危険なリスクなのです
「安さ」だけで選ぶリスク。家は建てて終わりではない
家づくりにおいて、「少しでも安く抑えたい」と思うのは当然の心理です
ですが、極端な値引きや
「今契約してくれたら〇〇万円引きます!」という言葉に飛びつくのは
一度立ち止まって考えてみてください
住宅会社が倒産すると
保証やアフターメンテナンスは誰がしてくれるのでしょうか?
不具合が起きたとき
修繕してくれる会社がもう存在しない……
これほど悲しいことはありません
家は、建てたあとも30年、40年と長くメンテナンスをしながら付き合っていくもの
会社が存続し
自分たちの家をずっと守り続けてくれること(=企業の健全性)は
目先の数十万円の値引きよりも
はるかに大きな価値があります
不安な時代に「安心できる会社」を見極める3つのチェックポイント
では、倒産リスクを見極め
安心して家づくりを託すためには
どこを見るべきでしょうか?
- 「適正価格」の根拠を隠さず説明してくれるか 安さの理由だけでなく、「なぜこの価格なのか」を原価や構造から説明できる会社は信頼できます
無理な値引きに応じないのは、会社とお客様の未来を守る「誠実さ」の裏返しでもあります
- 「完成保証制度」などのリスク対策を用意しているか 万が一、施工会社に何かがあった場合でも、第三者機関が工事の完成を保証する仕組み(完成保証)を導入しているか確認しましょう
施主様のリスクを本気で考えている会社なら、こうした制度をしっかり提示してくれます
- 地元の職人さんや協力業者と、長く良い関係を築けているか 下請け業者や職人さんへの支払いを適切に行っている会社には、良い職人さんが集まります
現場の雰囲気や、職人さんたちの笑顔や支払いのタイミングなども、実は会社の健全性を映す鏡です
不安なニュースが多い時代だからこそ
「どこで建てるか」ではなく
「誰と、どんな考え方で建てるか」が問われていると思います

不安を煽りたいわけではありません
ただ、「安いから」「有名だから」「大きいから」
という表面的な理由だけで選ぶのではなく
その会社が
「自分たちの家を30年後も守り続けてくれるパートナーとして健全かどうか」
という視点を持ってほしいと思うのです
一生に一度の家づくり
目先の数字に振り回されず
納得のいく会社選びをして
安心してワクワクできる家づくりを進めていきたいものですね
では
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